パソコンの使い方を親にわかりやすく教える3つの方法とは?

近頃は、見渡せばシニア向けのパソコン教室が増えてきてきましたね。

60代に差しかかり定年を迎えて、次の職場でパソコンが必要になった。

また、「遠くに離れている孫とパソコンでやり取りをしたいなど理由はそれぞれあると思います。

中には、パソコンの使い方を親に教える時、なかなか覚えてくれないと悩んでいる方も多いようです。

私の父も60代後半まさにシニア世代で、あの手この手を使って何度教えても覚えられません。

「生徒さんに接するように同じく教えているのになぜ?」なのでしょう。

それは、親にあった方法で教えていなかったからなんです。

そこで今回は、パソコンの使い方を親にわかりやすく教える3つの方法をご紹介していきます。

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パソコンの使い方を親にわかりやすく教えるには?

他人と同じ教え方をしてはかえってわかりにくいようです。

なぜなら親は教えてもらう側だが、あくまでも主導権を握っているからです。

なので、その主導権を活用した教え方で教えましょう。

そこで、パソコンの使い方を親にわかりやすく教えるおすすめの方法を3つご紹介します。

  • 親の言葉を使う
  • わかりにくい早い操作の見本を先に見せる
  • 説明はいらない

などがおすすめです。

それぞれ解説していきます。

親の言葉を使う

パソコン用語を使わないのはもりろんですが、親が一度口にした言葉を次から使っていくとわかりやすいです。

どういうことかと言うと例えば、「クリックして」と言ったとします。

そうしたら親は「ここ左で1回押せばいいんだね!」と返事をしたとしましょう。

次に同じ操作を指示する時は「クリックして」ではなく「ここ左で1回押して」に変換して伝えましょう。

クリックだけではなくほかにも色々とありますよね。

もう一つ例をあげてみましょう。

閉じるボタンをおしえる時、専門用語を使わないように「バツ印押して」と言ったとします。

それでも返ってくる言葉は、「赤い所ね」と返事がきたとしたら、親にとっては、バツ印ではなく「赤い所」なのです。

なので、自分がどんなにわかりやすい用語で教えたとしても、親が使おうとしている用語が違えば、親に合わせて統一してあげましょう。

そうすることで、耳に入りやすくなるた理解しやすくなります。

わかりにくい早い操作の見本を先に見せる

一度わかりにくい早い操作見本を先に見せるテクニックを使いましょう。

ポイントは見本を見せるとき、ゆっくりではなく早く操作をしわかりにくくします。

親は、瞬時の操作についていけず、必ず「早い。もう一回ゆっくり」と言ってくるはずです。

そこがチャンスなんです。

聞いてくるように仕向けてからゆっくり説明します。

次は聞き逃さないようにしようと、集中して食い入るように見てくれるので、わかりやすく聞こえるのです。

始めからゆっくりでは、何度も同じペースで聞いてしまうのでなかな身につきません。

なので、早い→聞き逃さないように聞こうと思う→ゆっくり操作する→さっきよりわかりやすいと錯覚をおこします。

同じことを同じペースできくよりも断然わかりやすさが伝わります。

説明はいらない

親にパソコンを教えるときは、長い説明も短い説明も不要です。

例えば、親が子供にパソコンを教えて欲しいと思う時って困った時が多いですよね。

ならば理由がどうであれ、早く解決したいと思っているのに、あれこれせつめいはいりません。

「そんなときは、ここおして」など、単語だけで大丈夫です。

親側にとっては、解決できればいいのでそれだけで十分です。

「できた!と喜んでくれます」

それに、親にとっては子供にあれこれ言われたくないという思いもあるあります。

色々と説明されてしまっては、偉そうに聞こえるので「こんなこともしらないの?」って言われている感情になってしまう原因にもなります。

そして一度にたくさん言ってしまうと肝心なことがわからなくなってしまいます。

なので、教える側であっても常に主導権や親子の上下関係を考えるといいですよ。

「こういうときは、こうだから、こうなんだよ」全部言わずに、解決できる単語だけつたえると簡単にわかりやすく伝わります。

親には花を持たせてあげましょう。

このように、パソコンの使い方を親に教える時は、慣れない言葉は使わないように気を付けましょう。

喧嘩にならないように教えたいですよね。

子供にとては分かりやすいように説明したいのはやまやまですがし過ぎはアウトです。

ぜひ試してみてください。

覚えられない理由とは?

パソコンを教えるまえに、覚える意欲をもっと引き出してあげましょう。

なぜなら、覚える準備がまだできていないからです。

親子間で教えるていると喧嘩が始まる人が多い傾向があります。

それは、「何で覚えてくれないの~」という思いが強いがため感情的になり喧嘩が始まり、覚える前に意欲が落ちてしまうからです。

そうならないためにもいくつか対策が必要です。

満足してもらおう

まずは、第一段階として、覚えてもらうことは一旦忘れて自分が思うよう教えてあげてください。

そして子供に教えてもらったことで満足してもらいましょう。

なぜなら、そうすることで、覚えられなくても満足感でいっぱいになり、子供が一生懸命教えているのだから期待に応えようと思うようになるかです。

そうすると、早く覚えて今度は子供に自慢したいという気持ちに変わります。

「教えてもらったところできたよ!」と言いたいがため力を発揮してくれます。

例えば、「何で理解できないかな~」「わかりやすく言ってるじゃん」って覚えて欲しいという思いからでる言葉は、喧嘩に発展するので一切禁句。

覚えようが覚えなかろうがどっちでもいいのでとりあえず説明だけして向き合って下さい。

そして、長々教えず、「難しいよね~」「難しいんだわ~」なんて言って終わらせましょう。

なのでまずは教えてもらったという満足感と事実だけをインプットしてもらうことが覚える力につながります。

特別な気分になってもらおう

子供に教えてもらったことは誰にもできるわけではなく、凄いことだと思ってもらいましょう。

なぜなら得した気分になり、人に話したいがために、たくさん覚えようとするからです。

例えば、覚えられていなくても教えてるときに、「これ知っているひと少ないんじゃないかな」「これでできるひと、そうそういないよ」と一言加えることで、自分が簡単に手に入っている情報ってすごいんだと思ようになります。

そして、子供の教えている説明をきちんと聞くようになるでしょう。

私の父の場合も、何回いっても伝わらないと今までは思っていましたが、私の教えた説明をそのまま職場のひとに得意気に話しているようです。

なので、ちゃんと伝わっていました。

自分が説明できるということは教えてもらったこと覚えているということになります。

個人差もありますが、ちょっと時間がかかる時もあるかもしれませんね。

その場でできなくてもきっとできるようになります。

自分の意見と正しい方法がごちゃになる

分からない時にやってしまいがちなのが、手当たり次第あっちこっちクリックして正しい方法が分からなくなってしまうことです。

解決できた理由が分からないから、次に同じ状況になったときできないし覚えていないことが多いです。

そして、クリックした場所もクリックしたことさえも覚えていないので、結局いつまでたっても覚えられません。

意外とできなかった理由はしかりと覚えているのでそれが正しい方法なのかと勘違いしてしまっているところもあります。

なので、情報が混乱して覚えられなくなってしまっています。

自身がどういう操作をしたのか把握することを心掛けてみましょう。

このように、覚えられない理由はひとつではありません。

親子間で教えるときは意欲が落ちないように気お付けたいですね。

それぞれの親子関係にあった方法で覚えられるようになるといいですね。

シニアにおすすめの教え方は?

シニア世代=「できない」ってイメージありますよね。

私の教室の60代の生徒さんたちから「できないひとに教えるのって大変ね。イライラしたりしないの?」ってよく聞かれるんです。

でも、キチンとシニア世代のパソコンが苦手な方には教えるポイントがあるんです。

私がいつも意識していることがいくつかあげてみますね。

例えば、

  • 動作を擬音に変える
  • 擬音を連呼する
  • リアクションを大きくする
  • 聞き上手になる(メンタルケア)

など常に意識しています。

パソコンが苦手なシニア世代の方には、「カチッカチッ」とか「ポンポン」とか「クルクル」など、擬音を多く取り入れています。

長く説明するより、とてもシンプルで伝わりやすいです。

そして、擬音を連呼することで、今どうしていいのかが常に分かるのでスムーズに進めることができます。

また、できたとき、できなかったときのリアクションを大きくすることで、共に学んでくれているという親近感がわいてくるので、生徒さんとの信頼関係にもつながってきます。

シニア世代の方で、これから始める人にとっては不安がいっぱいです。

操作一つ一つに戸惑いを感じてしまうため、パソコン操作のことをあれこれ説明するより、メンタルケアの方を大切にしています。

楽しく通って頂かないことには意味がありませんからね。

自宅で教える場合もじっくり話を聞いてあげることで、わからなかった所が明確になったり、覚える威力にもつながってきます。

ご自宅でシニア世代の方に教える時はぜひ試してみて下さいね。

喧嘩せずに教えられると思いますよ。

まとめ

今回は、パソコンの使い方を親にわかりやすく教える3つの方法をご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。

親子での教えるときは、気を付けたい点が色々とあります。

また、覚えられにときには、3つの方法をやってみてください。

シニア世代の方に教えるにはいかにシンプルに簡単に教えるか、そしてメンタルが大事です。

パソコンの使い方を教える前に、色々と心構えも必要です。

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